Usersフォルダを移す

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GW初日に入手したSSDに、結局GW中火を入れることができなかったが、ようやくWindows10をクリーンインストールしてC:\UsersフォルダをD:\Usersに移すのに成功した。

ここの最後に書いた、『すぐに使い始めることができます』の画面でごにょごにょする方法だとその次の画面に遷移できず断念。

もう少し調べたら違う方法が書かれたページを見つけたので試してみた。

1.  途中までクリーンインストール

例の『すぐに使い始めることができます』の画面までインストールを進める。

2. パーティション作成 + フォーマット

Shift+F10を押してcmdウィンドウを出し、diskmgmt.mscでディスク管理を開く。

DドライブになるHDDが未フォーマット状態だったので、パーティションを作成し、Dドライブに割り当ててフォーマット。

3. ファイルを準備

この後で使うsysprepに読み込ませる answer ファイル (unattend.xml) と、そこで指定するinstall.wimファイルを作る。

まずunattend.xml。下記の内容のファイルを作成し、relocate_users.xmlという名前を付けて、Dドライブ直下に入れる。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<unattend xmlns="urn:schemas-microsoft-com:unattend">
<settings pass="oobeSystem">
<component name="Microsoft-Windows-Shell-Setup" processorArchitecture="amd64" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<FolderLocations>
<ProfilesDirectory>D:\Users</ProfilesDirectory>
</FolderLocations>
</component>
</settings>
<cpi:offlineImage cpi:source="wim:F:\sources\install.wim#Windows 10 Pro" xmlns:cpi="urn:schemas-microsoft-com:cpi" />
</unattend>

ここで、amd64のところは64ビットなのでこれを指定。32ビットだとx86かな。D:\UsersとかいたところはUsersフォルダの場所を指定。F:\sources\install.wimはインストールメディア(DVDまたはUSBメモリ)のドライブとinstall.wimファイルを指定。

install.wimファイルは実は最初は存在せず、代わりにinstall.ESDというのがあるので、こいつから吸い出してあげる必要あり。こんな感じ。

>dism /Get-WimInfo /WimFile:F:\Sources\Install.esd
 
展開イメージのサービスと管理ツール 
バージョン: 10.0.10586.0 
 
イメージの詳細: F:\Sources\Install.esd 
 
インデックス: 1 
名前: Windows 10 Pro 
説明: Windows 10 Pro 
サイズ: 14,632,715,407 バイト 
 
インデックス: 2 
名前: Windows 10 Home 
説明: Windows 10 Home 
サイズ: 14,538,490,538 バイト 
 
操作は正常に完了しました。

Windows10 Proをインストールするので、index 1を取り出す。
その前に、空のwimファイルを作成。

>mkdir C:\work\wim
>dism.exe /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\Install.wim /CaptureDir:C:\work\wim /Name:EmptyWimImage /Compress:max 
 
展開イメージのサービスと管理ツール 
バージョン: 10.0.10586.0 
 
イメージを保存しています 
[==========================100.0%==========================] 
操作は正常に完了しました。

index1を吸い出してinstall.wimに書き出す。少し時間がかかる。

>dism.exe /Export-Image /SourceImageFile:F:\Sources\Install.esd /SourceIndex:1 /Des
tinationImageFile:C:\Temp\Install.wim /Compress:Recovery 
 
展開イメージのサービスと管理ツール 
バージョン: 10.0.10586.0 
 
イメージをエクスポートしています 
[==========================100.0%==========================] 
操作は正常に完了しました。

最初に追加した空のデータを削除。

>dism.exe /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\Install.wim /Index:1 
 
展開イメージのサービスと管理ツール 
バージョン: 10.0.10586.0 
 
操作は正常に完了しました。 

これをインストールメディアの\Sources\install.wimにコピー。

4. Audit Modeで再起動

ファイルの準備ができたら、Ctrl+Shift+F3 を押して再起動。すると、Administratorとしてログインするモードになる。(Audit Modeというらしい)。

立ち上がってすぐに、「System Preparation Tool」というダイアログが出てくるがこれはCancelで抜ける。

5. sysprepを実行

普通のWindows環境(ただしAdministratorとしてログオン)で立ち上がる。

念のため、インストールメディアのドライブとUsersフォルダのドライブを確認して、以下のコマンドを実行する。

>cd %windir%\system32\sysprep
>sysprep.exe /oobe /reboot /unattend:d:\relocate_users.xml

このコマンドを実行すると即座に再起動がかかり、さらにもう1~2回再起動するとシステムが立ち上がり、ユーザーアカウントの初期登録画面になる。

一通り登録を済ませると無事作業終了。UsersフォルダがCではなくDドライブに配置されている。

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