L2TPでIPv6をつなぐ (2)

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ここの続き。

rtadvdのpidにSIGUSR1を投げて状態をダンプさせてみると、RAにプレフィックスが入っていないことが判明。rtadvdのマニュアルを見ると

設定ファイル中でインタフェースに対する記述が存在しない、または設定ファイルが存在しない場合には、rtadvd は全てのパラメータに対してデフォルト値を設定します。特に、rtadvd は全てのインタフェースの経路を経路表より取得し、リンク上のプレフィックスとして通知します。

とあるので、経路表(ルーティングテーブル)がおかしいと考えて、アドレスとにらめっこしてみた。

普通IPv6アドレスのプレフィックス長は64ビットのはずだけど、fxp0に割り当てられたアドレスは56になっている。もしかしたら、dhcp6cが付けたアドレスがおかしいのかもと思い、sla-lenを64-56=8に設定し、ついでにsla-idをここにあるように1に変更した。ちなみに、デフォルトではsla-id, sla-lenともに0になっていた。

すると、RAがプレフィックスを流すようになったので、rtadvd.confでMフラグを指定してIPv6アドレスをdhcp6sで配るようにしていたのを、Oフラグに変えてdhcp6sからはDNSサーバ情報だけを流すように変更したら、VistaでIPv6アドレスを自動生成してくれるようになった。もちろん亀も踊っている。

dhcp6sで配るDNSサーバ情報は相変わらず決め打ちにしちゃっているので、何とかdhcp6cで受け取ったアドレスを配るようにしたいところ。dhcp6c.confでscriptを実行できるっぽいので、もう少し調べてみようと思う。

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