我が家の大掃除中にportupgradeを仕掛けて,合間に様子を見に来たらプロンプトが無応答になっていた.pingも無応答なので,マシンを見に行ったところ電源LEDはついている.
シリアルケーブルをつないでシリアルコンソールをたたいてみたがやはり無応答.しょうがないので電源ボタン長押しで電源を切り,少し間をおいて電源を入れてみたがシリアルコンソールには何も出てこない.
これはいよいよまずいと思い,液晶モニタを持ち込んでつないでみるとBIOS画面で止まっていた.
切り分けのため,HDDを抜いてもダメ,メモリを別のものに入れ替えてもダメ.どうやらマザーボードが壊れたっぽい.
直近のCharlie Rootからのメールによれば,
Checking status of gmirror(8) devices: Name Status Components mirror/gm0 COMPLETE ad10 (ACTIVE) ad12 (ACTIVE) SMART status: Checking health of /dev/ad10: OK Checking health of /dev/ad12: OK
とあるので,HDDが壊れていることは考えにくい.
マシンを立ち上げたのが2011/7/7だから2年半で壊れたことになる.マザーボードは中古で買ったもので,前オーナーが結構使い込んでいたのかな.HDDは2年以上経っているのでそろそろ危ないと思っていたけど,むしろこっちのほうが大丈夫だったか.いずれにせよ,夏を乗り切っていたので大丈夫と思っていたんだけどなぁ...
というわけで,NASのリプレースの作戦.
- 新NAS機の用意
- 旧データの救出
- 新NASへデータ移行
で進めてみる.
1. 新NAS機候補
新NAS機の候補はReadyNASの102か312.102はARMベース,312はx86ベース.どちらもHDDは2本まで.
102の方は,定価26,900円で,NTT-Xで12,600円.HDD 2TB (@9800円)を2台付けると32,200円になる.一方,312は定価84000円だが,NTT-Xで39,800円.しかもHDD 2TBをつけると34,821円になるという.同じHDD 2TBを2台にすると44,621円になる.
この価格差なら312にしたいので,今のところ
- ReadyNAS 312 2ベイ Diskless RN31200-100AJS
- 3.5インチ内蔵HDD 2TB SATA6.0Gb/s WD20EFRX-R 2台
が有力.
こいつに移行するとファイルサーバー以外のサーバーとして動かすマシンがなくなってしまうので,もう1台省電力なマシンを組みたいところだが,こっちは追々.Celeronとかの安いノートPCでいいかなと思っている.
2. 旧データの救出
旧データといっても,メインのデスクトップのデータのコピーと,スマートフォン内のデータの自動バックアップがメイン.今のところなくて困るデータではないがこのマシンにしかないデータもあるので吸い出しておきたい./etcとか/usr/local/etcとか/homeとか.
ディスクはgmirrorでミラーリングしていたが,ファイルシステム自体は普通のUFS.こいつをマウントさえできればいいはずなので,最近立ち上げたUbuntu studio機で復旧を試みようかと思う.
googleで”ubuntu freebsd mount ufs” とかで検索するとゴロゴロ出てくるので,まずは見えるかどうか確認し,見えたら必要なファイル(このマシンにしかないファイル)を別マシンにコピーする.
3. 新NAS機への移行
最近のReadyNASはReadyCLOUDモードなる機能があるようで,要はインターネット上のどこからでもアクセスできるようになるらしい.こいつの使い勝手がどうなのか,マニュアルを読んで新NAS機を構築しようかと思う.