Interface 9月号に触発されてPCM5102Aの載ったI2S DACボードを買って動かしてみた.
買ったのはこれではなくてこっち.香港のDIY系通販サイトから直接購入.発注して1週間くらいで届いた.
Raspberry Pi Type Bは実験用に2台目を購入済み.
今回はオーディオ用ということで,Volumioというディストリビューションを入れてみた.
1. 準備
実装
Raspberry piのP5にI2Sが割りあたっていて,買ってすぐの状態ではピンヘッダーは未実装.なのでここに2×4のピンヘッダーをつけるところから.
同様にDACボードもヘッダーを実装する.
電源の接続
5V/3AのACアダプタが余っていたので,2.1mmのジャックから+-の線を2系統出してそれぞれRaspberry PiとDACボードに分岐して供給.Raspberry PiはMicroUSBからではなく P1 の1番ピン (+5V) と5番ピン (GND) に接続.
I2Sの接続
つなぐのはBCLK, LRCLK, DATA, GNDの4本.ピン配置はこんな感じ.
- RPi-P5-3 : BCLK
- RPi-P5-4 : LRCLK
- RPi-P5-6 : DATA
- RPi-P5-7 : GND
2. 起動
Volumioを焼いたSDを入れて電源を入れるとコンソール (HDMI) にOSの起動ログが表示されていきなりデフォルトのユーザーでログインした状態になる.
基本的にブラウザから操作するつくりなので,こんなもんなのかな.
3. I2S有効化
ブラウザから http://volumioと入れるとWeb GUIが表示される.Avahiって気持ち悪いと思っていたけど,最近便利に思えてきた.
右上のMenuからSystemを表示させ,ページの中ほどにある「Hifiberry」を押すと再起動後にI2S有効になるよと言われるので,少し上に戻って「Reboot」を押して再起動.
4. 音楽再生
起動するとWebサーバーだけではなくsambaも立ち上がってファイルを送り込めるようになっているので,適当にflacファイルを送り込んでみる.
そして,Browseからファイルを指定して再生するとあっけなく音が出た.
まともなアンプがないので,液晶モニタのオーディオ入力につないでみたけど,デスクトップPCから再生させていたときより明らかに音がいい.
5. まとめ
お試しで組んでみたけど,あまり手間をかけなかった割に思ったより良さげな感じがしてきたので,ちゃんと箱に納めてネットワークオーディオプレイヤーとして真面目に使いたくなってきた.