P-02DにIIJmioのSIMを挿して使っていて、フライトモードで電池の減りはだいぶましになったけど、フライトモードに設定されるときと解除されるときでBluetoothや無線LANの状態が変わるのがいまいちだなぁと思って、他にいい手がないか調べていたら、root権限があればセルスタンバイ問題を回避する方法があるらしいということが分かった。
そうなれば、今使っていないSO-01Cに手を加えればいいんじゃないかと思って調べていたら、せっかくなのでICS化しようと思って、いろいろいじってみた。
やったことはこんな感じ。
- FlashtoolでLT18iのICS4.0.3を焼く
- rootを取る
- フォント変更、Quick pannelインストール
- セルスタンバイ問題のパッチをあてる
詳しくは上のリンク先の通りに設定。ただし、ファイルはリンク切れとかがあって、結構探した。
あと、PCはWindows7 64ビット版だとちょっと怖かったので、Vista 32ビット版のPCで作業した。Flashtoolは64ビット版も用意されていたので大丈夫そうだけど。
以下、ざっと作業の流れ。
1.flashtool-0.6.9.1-windows.exeをインストールして、LT18_4.1.A.0.562_NCB.ftfを焼く。
そのとき、3回に分けて焼く必要があって、
[1回目] Wipe Cache と Exclude system にチェック
[2回目] Exclude Baseband と Exclude Kernel にチェック
[3回目] Wipe User Data、Exclude system、Exclude Baseband、Exclude Kernel にチェック
ただ、自分でやるとなぜか2回目と3回目の終わりでエラーが出る。でも無視しててもちゃんと立ち上がったのでとりあえずよしとする。
2.のrootは、DooMLoRD_v1_Xperia-2011-ICS-ROOT-emu-busybox-su.zip を解凍してrunme.bat を実行するだけ。
3のフォントは、システムのファイルを書き換えるので、ファイルマネージャを入れようと無線LANにつないでESファイルエクスプローラをインストール。そして、/system/fonts に DroidSansJapanese.ttf、/system/etc に fallback_fonts2.xml を入れて、パーミッションを644に変更。そして、元のファイルの名前を変えた上で、fallback_fonts2.xml を fallback_fonts.xml にリネーム。
Quick pannelもやり方は基本的に同じで、/system/appにSystemUI.apkとQuickPannelSettings.apkをコピー。SystemUI.apkのコピーもいったん別名でおいて、パーミッションを644にしてから、元のファイルを消して、新しいファイルをSystemUI.apkに変更する。これだけは、元のファイルをリネームしただけではだめで、消さなければだめだった。
そういえば、ES file managerを入れるときに無線LANをつないだら、4.1.B.0.587のアップデートが来て、ドキドキしながら入れてみた。結局とくに問題はなかったけど。
最後にセルスタンバイ問題。これをやるにはadbを使えるようにしなければいけないので、AndroidSDKをインストール。で、作業はパソコンからコンソールに入ったりファイルを抜き出して書き換えたりという感じ。
これで、IIJmioのSIMでテザリングもできるし、この通り圏外時間が0%になってセルスタンバイ問題もおきなくなったし、かなり快適になった。